
本日の報道にて、2025年参院選における女性候補者の比率が29%と、過去2番目に高い水準となったことを知り、大変心強く感じております。政治の場における多様な声の反映は、民主主義の根幹であり、持続可能な社会の実現に不可欠です。
しかし、政府が掲げる「女性候補35%」の目標には届かず、さらに実際の女性当選者比率は依然として低いのが現状です。私たちAWLF(アジア女性リーダーズフォーラム)は、2030年までにアジア全体で女性議員比率35%達成を目指し、その先の未来に向けて、まず候補者段階で50%を目指しています。
そのためにも、政党に任せきりにするのではなく、民間が積極的に女性候補の発掘・育成・支援に関わるべき時代です。
AWLFでは今後、政策立案を担う女性リーダーを育てるために、非党派型オンラインサミットプログラムや、資金・ネットワーク支援の仕組みづくりをアジア全域で加速させていきます。
政治は特別な人のものではありません。日々の暮らしと直結する現場に、もっと女性のリアルな声が届くよう、私たちも引き続き行動してまいります。
—- One Team, One Asia. Toward 2030.
アジア女性リーダーズフォーラム(AWLF)
代表理事 佐々木亜依
出典: 日本経済新聞「女性候補29% 過去2番目 政府目標『35%』は達成できず」(2025年7月4日付)