
【開催報告】AWLFオンラインサミット第2弾
Asia Women Leaders Forum(AWLF)は、2025年8月8日(金)、第2回目となるオンラインサミットを開催いたしました。
お話いただいたゲストスピーカーのぺレラ雅子様をはじめ、ご参加くださったすべての皆さまに、心より御礼申し上げます。
本シリーズは、「アジア女性リーダーとつながるサードプレイス」をコンセプトに、世代や国を越えて語り合い、共に学び合う“対話型のオンラインイベント”です。今回も多様な参加者が集い、それぞれの立場から問いを持ち寄り、心の通い合う対話の場となりました。
■ ゲストスピーカー:ぺレラ雅子様
元駐日スリランカ大使夫人/AWLFスリランカ代表
群馬県桐生市の寺院に生まれ育ち、1997年にスリランカ外交官とご結婚後は、ニューヨーク、ナイロビ、ローマ、オスロ、ブリュッセル、ワシントンD.C.など世界各地で生活されてきたぺレラ雅子様。
外交の現場を支える中で、文化の違いや宗教、言語、価値観の多様さに触れ、常に「人」としての信頼と尊敬を大切に歩んでこられました。
現在は、公職を離れ、国際エチケット教育、アーユルヴェーダ、語学教育、そして僧侶としての活動を通じて、多文化共生と女性の可能性を広げる活動を続けておられます。
その“在り方”が人の心に深く届く、まさに優しさと力強さを併せ持つ女性リーダーです。
■ ご講演のハイライト
本サミットでは、「文化を超えて自分らしく生きる」「平和は自分の内面から始まる」といったメッセージを中心に、ご自身の経験とともに以下のような問いが投げかけられました。
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異文化環境で、女性はどうすれば自分らしさを保てるのか?
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世界の平和構築において、女性はどんな役割を担えるのか?
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未知の環境で自信を育むためには、何が必要なのか?
ぺレラ様の語りは、政治や制度ではなく、「ひとりの人」として他者と向き合い、世界とつながるための“根っこ”を静かに、そして温かく示してくださいました。
■ 対話セッション
後半の対話セッションでは、以下のような問いが参加者から投げかけられました:
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「異文化のなかで、自分らしさをどう保てばよいのか?」
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「慣れない環境で、どうすれば自然な相互の尊敬を築けるのか?」
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「日本が国として、どのように国際的な視点を取り入れ、強みを保ち続けられるか?」
それらの問いに対して、雅子様はご自身の経験をもとに、次のように語られました:
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「自信は知識から生まれる」
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「尊敬は強制するものではなく、自然に生まれるもの」
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「相手の国籍ではなく、“その人”を愛することが大切」
信仰・外交・家族・そして苦難を乗り越えたご自身の歩みから紡がれる言葉は、共感と謙虚さに根ざしたリーダーシップの姿を示してくださいました。
■ 今後に向けて
AWLFは、2030年までにアジアから1,000万人の女性リーダーを輩出するというビジョンのもと、2026年にはバンコク・国連ESCAP本部にて国際サミットを開催予定です。
今回のオンラインサミットも、その一歩として、文化や立場を超えてつながる貴重な機会となりました。
今後も、毎月第2金曜日にオンラインサミットを開催してまいります。
次回も、皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
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