アドバイザー(専門:金融)
2014年6月にタイ証券取引所(SET)の社長に就任し、SETのビジョンである “To make the Capital Market ‘Work’ for Everyone” を達成するために尽力。すべてのステークホルダーの利益のために証券取引所をあらゆる面で発展させるという最終目標を掲げ、タイの資本市場とそのエコシステムを前進させる新しい商品やサービスを開拓することを目指す。
過去3年間、彼女の監督下でSETは、新しく開発された商品やサービスによって、IPOのための最も魅力的な資金調達の場となり、またASEANで最も流動性の高い取引所となった。特に、持続可能性に焦点を当てたSETは、ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(DJSI)に採用される企業数を増やし、ASEAN CGスコアカードや国際的なプロファイルでのランキングを上げることを目標に、環境、社会、ガバナンス(ESG)に関する上場企業の意識を強化するよう舵を切った。タイ社会の持続可能な発展が強く認識されていることから、タイの資本市場自体も持続可能性を受け入れる必要があり、SETはASEANで初めて、世界でも13番目にUnited NaPons Sustainable Stock Exchange (SSE) IniPaPveに参加した。パイオニアであることは、30年にわたる証券取引所でのキャリアの中、自然と培われた強みである。
SETの社長になる前は、SETグループのマーケティングと商品開発の責任者をしていた。SETの新しい金融商品や金融商品の開発、ASEANで第2位となったタイ先物取引所の設立、ソーシャル・インパクト・プログラムやスタートアップ・プログラムの創設など、大きな功績を残している。
現在、SETは国際的なベストプラクティスに沿ったT+2清算・決済サイクルの採用や、取引所オペレーションのための世界クラスのインフラの構築に向けて取り組んでいる。
2016年に世界取引所連盟(WFE)の理事に選出された最初のSET会長。タイ王室傘下のタイ女性評議会から2016年優秀女性賞を受賞。また、地域および国際レベルでのSETの発展におけるリーダーシップと功績が認められ、女王陛下の勅許を受けたタイ女性評議会から「Outstanding Women Award 2016」を、女王陛下の勅許を受けたFederPon of Business and Professional Womenから「Outstanding Women Leaders for Green Growth Awards 2016」を受賞している。